たかが猫されど命

2013年9月30日 (月)

「三日月くっきり 星パラパラと」紙猫現場のバラード

午前3時の東の空に。三日月冴え冴えとくっきり耀き、東京にしては星もパラパラと散りばめられ。視界良好な秋の夜空でした。

今年5月に発見した「紙を食べ飢えをしのいでいた3匹の子猫」は夏真っ盛りの頃にTNRを終えましたが、3匹の子猫が住む現場では、その後、「わたしも・・・、ぼくも・・・、見捨てられたの・・・」と、日を追って月を追って一匹二匹と成猫がおっかなびっくり姿を現し、仲間になり、現在総勢十匹の大所帯ハビタット(生息地)になりました。

相次ぐ現場放棄! そして休みの日の給食放棄? 一人一人の人間が一匹一匹の猫たちを最期まで“愛”と“責任”を持って接する姿(倫理観)があれば、こんな悲惨なことにならないのにね。

疲れてしまうのですかね? 馬鹿と言ったらいいんですかね? 恥知らずにもほどがあります。

自分のしていることの“文脈”をつないでゆく頭を持っていないのでしょうか?

犬猫を平気で捨てる人も、折角やっていた現場を放棄する人も、「それをやっちゃあ、人間おしまいよ!」というモラルのハードルが物凄くゝゝ低い人間たち。人間が軽すぎるのです。

恥も外聞も「ばれなきゃラッキー!」、その軽さは、やがて、その人たちそれぞれの顔に、背中に、知らず知らずのうちに書き込まれてゆくのです。

ばれなきゃラッキー、それを浅ましい心と言うのです。

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2012年3月14日 (水)

+∞グッバイ タイムくん & ありがとう 皆さん∞+

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Dscn7305                           + タ イ ム く ん の 見 送 り 

3月9日 タイムくんの旅立ちshineshinebellshineshinebellshineshinebellshineshinebellshineshineshine

On_the_c_30jpg3月9日にタイムくんは天国に旅立ちました。弔意のメールやねぎらいのメールを送って頂いた方々、本当にありがとうございました。

冒頭写真にあるようにタイムくんは、こうして旅立たせました。

一番大事にしているT・シャツを着せ、手紙を持たせ。両手の間には小さなブーケを抱(いだ)かせました。輪になっている赤いバラの中の一つがブーケの一角です。

どの子の見送りの時にも棺を花いっぱいにします。それは人知れず死んでいった多くの子たちに天国で花を分けて上げられるように祈りを込めてそうしています。

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やすらかに タイムくん いつまでも心に

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2012年3月 6日 (火)

+∞ 弔意を心の熱電源にして ∞+

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White_roses40jpgRtutakin_e                                   + イ ノ セ ン ト  ホ ワ イ ト 

ぼくらはどうして出合ってしまったんだろうshinecatshinecatshinecatshineshineshine

Jupiter_aurora_50_2外猫とらちゃんが死んだのはちょうど一年前の今頃。「嗚呼・・・、もうすぐに春なのに」と寂寞の余韻静まらないうちにあの激しい地震に地面揺さぶられ、それから相次いで、スティーブンが白血病で、外猫ピピは前日まで元気でいたのに突然死体になって野辺に転がっていて、・・・道端で車に轢かれ死んでいたあの子、・・・お墓で雨に打たれ野ざらしに冷たくなっていた黒猫キツン、地域猫ブリちゃんは白血病で2歳半の短い命、ハマーちゃんは脳にできた腫瘍が災いし天国へ。そして、麻布十番のあの子ニコ。

とらちゃん、スティーブン、ピピ、ブリちゃん、ハマーちゃん、ニコ、あの子にあの子にあの子たち。
この活動をしていて何より悲しいのは、何があっても、どんなことがあっても、どんなに打ちひしがれていても、立ち止まることが許されないこと。
泣きたいだけ泣き、悲しむだけ悲しむゆとりもなく前へ前へとめどなく押し出されてゆく。
泣いて立ち止まることが許されない。「みんな、来てくれるのを信じて待っているもんね!」と・・・。
道すがら夜の空を見上げ葉を落とした木々のシルエットに思い、頬を切る風に思い、河口に漂う街灯りの揺らめきに思い、町ゆく人たちの背中に群衆の中の孤独を感じ、気持を整理整頓するのが常である。

Nas1eb

この感慨(ディープ・エモーション)は同じような活動をしている人たちなら分かってくれると思う。
死んでいった命。今病気に伏せている命。「手紙は必ず届く」と毎日疑わず待っているこの先も生きてゆく命たち、・・・猫たち。三方向・四方向にそれぞれ命のベクトルは真逆なのに、全てを同じように満たしてゆかなければならない。
星屑のように点在する小さなブレスたちのしじまを「LOVEですよ!」と郵便配達めぐり歩く。・・・大の大人から見たら滑稽で愚かしく馬鹿みたいなことかもしれない。
だけど「走れメロス」、言い訳は利かない。約束の小道を約束の手紙を届けにひた走る。

Nas1eb_2

角を曲がれば音を聞き分けニコやハッチやココが揃ってシッポふりふり駆け寄って来た去年の夏。そして、これから先も・・・決まったポイントで呼鈴を鳴らせば・・・何処ともなく「待ってました!」と言わんばかりに姿をあらわすだろう・・・怪物くんやマルクスやソクラテスに大福くんたち・・・。しかし、それもこれもあれもどれもそれも、やがて、いつか時の帳(とばり)に全ての火は消えてなくなる。・・・その最後の一通の郵便配達を終えるまで、この旅は続いてゆく。
The more people laugh at me,the greater is my faith in the mission.[嘲笑されれば嘲笑されるほどに、我が信念はみがかれてゆく]
失えば失うほど、喪失感をジャンピング・ボードにして強くなって来た。
悲しみをエネルギーに変える、それがこの活動のただ一つの動力だった。そして唯一無二の心を支える方法だった。

今まで、死んだ猫たちを天国に見送るたびに、哀悼の気持を言葉にするのはむずかしかったけれど、心の内に熱エネルギーに変えてこの活動の“信念”にして来た。

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2012年2月28日 (火)

+∞LOVEなく知もなく金なし人間は来なくていいよ∞+

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LOVEなく知もなく金もない人間は来なくていいよshinebellshineshine

Jpg_2If I wasn’t hard,I wouldn’t be alive,If I couldn’t ever be gentle,I wouldn’t deserve to be alive.

タフでなければ生きてゆけない、優しくなければ生きている資格がない(生島治郎訳)

これはアメリカ・シカゴ出身のハード・ボイルド作家レイモンド・チャンドラーの言葉だ。

このフレーズは京都大学原子炉実験所・助教の小出裕章先生も胸の内で大事にしていると聞いているが、ぼくにとっても噛みごたえのある味わい深い言葉になっている。
チャンドラーに言葉を借りるのは、これが二回目、二回目の登場になる。

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タフでなければ休みなしの「見捨てられた猫たちの保護活動」はやってゆけない。
優しさの持ち合わせがなければ・・・、「星空を天蓋に生き、信じて待っている猫たち」と契った約束は継続できない。
そして、もし身勝手に約束を一方的に破ったなら、生きている資格はない。
我が心の拠り所、美意識である。

でも、優しいだけでは生きてゆけない。優しさだけでは不幸を身にまとった猫たちを助けることはできない。助け出すことはできない。
・・・見渡す限りのマテリアル・ワールド、資本主義社会・・・。命をつないでゆく食料を得るのにも、病気になった時に医者に見てもらうのにも、沢山の猫たちを収容するスペースを確保するのにも、お金がかかる。ふり返れば、今まで犬猫たちを守るために巨額と言っていいお金をつぎ込んで来た。
LOVEにはコストがかかるのだ。

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毎日の外回りの猫弁当配り、猫たちは霞や空気や光や雨を栄養にして生きている訳ではない。かすみ配りに夜な夜な出撃している訳でもない。猫にさわりたい欲求や衝動を満たすため夜毎の逢瀬に出向いている訳でもない。
そこに悲しい山があるからだ。そこに寂しさをたたえる水辺があるからだ。
信じて待つ猫たちを守るためには食べ物それだけでは足りなく、色んな勉強をしながら「知」を身につけ、行政などと交渉を重ね、西に東に、南に北へ、ハード・ボイルドに心身を固め、体を張ってやって来た。

優しくなければ生きてゆく資格がない、しかし優しさだけでも生き抜いてゆけない。生かしてやれない。
ぼくはこの活動を、理不尽にも見捨てられた猫たちが生きていけるように道すじをつける作業だと思っている。時に現場作業員、時に図書館の苦学生、時に自らを橋にして命のレスキューをして来た。
それを冷やかし茶化し混ぜっ返しの面白半分の眼差しで弄ばれると・・・、配線が切れてしまうのだ。

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配線が切れると言っても怒声を張り上げたり、喧嘩するのではなく、内側がズタズタと言えば分かるかな? これもLOVEのコストだ。人間中心主義の社会、苦しいけれど今のところ支払わなければいけないコスト。
LOVEにはお金で払えるコスト以外のコストがある。それが知性、そして知識・・・
苦しい道のりは知の力を借りて「グッと我慢して」凌いで来た。
だけど、からかい目線でブログを訪れるなら、何も提供できない。得るものも何もないだろうと思う。時間の無駄というものだ。
ぼくたちの活動は、暇人OLや寂しいサラリーマンや有閑マダムに癒し(娯楽)を提供するためのものではなく、あくまでも見捨てられた猫たちに福音を与えたい気持だけで成り立っている。
「はじめに罪ありき」じゃないが、不幸を身に抱(いだ)き外で生きる猫たちを「自由でいいな!」と・・・、現場でブログで刹那の娯楽の対象にしまうその心理、無神経さがぼくたちと猫たちのハートを絶対0度の冷たさにしているのだ。

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Dayindayoutjpg      + は な み ず き の 空 を 見 る ま で  そ う 思 い  が ん ば ろ 

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2012年2月27日 (月)

+∞ 8週齢、おさらい ∞+

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River                   + 浮 く も 沈 む も 人 し だ い 

8週齢未満の仔猫仔犬の出荷は極道商売shinebellshinebellshinebellshineshine

Kitty40jpg8週齢に満たずの仔犬仔猫を親兄弟から引きはがし“流通販売ルート”に乗せることが、どうしていけないのか? 復習です。

ペット業者は何故8週齢を満たさない未成熟な仔犬仔猫を急いで出荷したがるのか?

それは・・・、見た目・・・、ぱっと見・・・、ヴィジュアル可愛く見える期間をなるだけ長~いスパンで設けたいからです。
売れ残り率を下げ、生産した仔犬仔猫をより多く売り抜けたい。強欲商魂が原因です。

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しかし、幼齢犬猫は親兄弟と共に暮らすことによって、心身の健全な成長発達が促され、犬猫として社会性を身に付けて行くのです。それを充分な成長を待たずに親兄弟から引き離してしまうと、成長が阻害され社会性が身につきにくくなり問題行動を多発する結果を手招いています。これが購入者の飼育放棄や遺棄の一因になり、「殺処分」の扉へとつながっているのです。

生体販売業者は売り抜けてしまえば、後は野となれ山となれ・・・、何の責任も取らなくて良く、売った者勝ち。こんなのってありますか?
年間何十万の犬猫の命が「殺処分」の扉の向こうに露と消えてゆく、この現実!
このまま続けさせていて良いのですか? この現状にあぐらをかいて心苦しくありませんか?

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出荷、生産・・・、はっきり言って、「命」ではなく、「物」です。
食って行かなきゃならない「商売」であっても、命を取り扱う以上、プロなら、そこに最低限のモラルが設けられていなければ、やがて商売は荒廃し、その荒廃は社会に伝わって行っているのです。
そうこうして、社会の外にはじき出された犬・猫たちを手当てして行かなければならない、悲しいかな、私たちの活動が続いているのです。

8週齢を堅実に守りさえすれば・・・、生涯まっすぐに生きてゆけるものを!!!
無理すじ無理やり親兄弟から引き剥がし、その子たちの行く末を暗いものにしている、なりふりかまわない商売、それって人の道に外れる「極道」って言うんです。
文化国家として誇らしい「動物愛護法」の改正を待ち望みます。偉い人たち!

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Photo     + TNR手付かず地区で生まれ 運よく オヤと暮せた子は ネコ付き合い良好 

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2012年2月26日 (日)

+∞捨猫の世界~8週齢など何のその∞+

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Time60jpg                  + 屈 折 タ イ ム く ん 

捨て猫の世界 8週齢ルールなど何のそのshineshipshineshipshineshipshineshine

Mimi1_408週齢未満の仔犬・仔猫を親兄弟から引きはがし“流通販売ルート”に乗せる問題を勉強している時、ふと家にいる猫たちのことや外で暮す猫たちのことを頭に過ぎらせてみた。

家(うち)で暮す猫は、皆かつては外暮らし。それぞれは、健康上の理由で保護したり、外で生きてゆくには余りにも小さすぎて収容したり、或いは喧嘩がたえない所では場所の平和を保つために猛者猫たちを選んで保護収容して来た。
皆、外で暮していた理由は、捨てられたかTNR不作為により生まれたかのいずれか。
世間の眼で言うと、俗称“野良猫”たちである。そして、勿論のこと全員、雑種である。

犬猫を遺棄する人間たちが健全な生育のマナー(8週齢)など当然持ち合わせているはずはなく、家に収容した猫たちも外で暮す猫たちも、8週齢を待たず、可哀そうに・・・揺りかごから早い段階で振り落とされたのだろう。
家と外、数多くの猫たちが、・・・思えば、健康の上でも心理的な問題でも、さまざまな障害を抱え込んで生きていることが、現在・過去、目に見えるように思い当たるのだ。

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健康の面で目につくのは、猫エイズや猫白血病の母子感染はもとより、呼吸器疾患、腎臓肝臓の機能が低いなどヾ。心理的な面では、何年経っても人馴れしない子、猫馴れしない子、隔離部屋に引きこもったままの子、挙動不審な子などが両手に余るほど。8週齢の知識を知るまでは「自分の努力が足りないのかな?」とか「発見が遅れ、幼い時に栄養不足で脳が発達しなかったのかな?」と自責の念にかられた日々もある。

でも、8週齢の豆知識を得、親兄弟と一定期間体温を通じ合わせることで培われる動物社会学/動物社会性があると知り、PCの回りを行き交う猫たちを眺めやり、「人間は本当に身勝手で残酷な生き物だな!」と心の深いところで嘆息し、侘しくなる冬の夜長なのでありました・・・とさ。
嗚呼ヾヾヾ・・・と、今となってはため息しかない。

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冒頭写真は、タイムくん。タイムくんがウチに来てから、早4年。しかし、タイムくんが触るのを許してくれるのは一日の中で食事時のほんの一瞬だけ。新人の赤ちゃん猫が成長し暴れ始めると、屈折タイムくんは押入れに入りきりになり、隠遁生活が半年続いたこともあった。

奇々怪々な猫の行状はタイムくんにとどまらず、良く言えば個性的だが、それぞれの悲しい宿命の色に合わせ・・・その色に従い、明暗編み込みながら『「猫の郵便」猫寄宿舎』号の密やかな旅路がこの世のはしっこで営まれている。
・・・捨て猫・捨て犬、人間の罪深きエゴの糸を断ち切るように・・・Row&Row・・・。
捨て猫たちは「8週齢ルール」など、何のその、この世の帳(法)の埒外で、息をひそめ、ひっそりと生きている。

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One  + 5 年 間 朝 晩 二 回 必 ず 会 っ た   し か し  あ る 日 突 然 

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2012年2月 4日 (土)

+∞続・紐でつながれ暮した家猫の悲劇∞+

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Pi4jpg            + N e w  L i f e × N e w  N a m e 

紐でつながれ暮した家猫の悲劇 これからbellshineshineshineshine

Kitty40jpg_3(つづき)哀れ猫の小公女の悲劇・・・老女はそれを悪いことだとは思わなかった。

Mas3_5

目に見える衰弱があっても医者に診せるでもなく、十分な食事も与えられずに“紐”でつながれ飼われていた家猫。
一年前に亡くなった老女の夫が病気になると、この子は或る日突然、自由を奪われ半死半生の“飢餓の日々”を送ることになった。およそ2年の月日。
生かさず殺さず・・・言わば生殺しの状態だった。

老女は旦那が遺した猫を紐でつないで飼育していた。猫は1.5メートルの紐でつながれ飼われていた。
老女は「吐かれたら嫌だし、毛が付くのも嫌なので、紐でつないだ。」と言い訳をした。
同時に「でも、虐待はしてないのよ!」と、ツルッと言ってのけた。
年の功である。面の皮が厚いのです。“面の皮が千枚張り”と言うのです。英語では単刀直入に“Shameless”、恥知らずと言うのです。

命の尊さよりも自分の事情を優先する。猫を可愛がっていた旦那が目の前から消えたのを幸いこの時とばかりに「ばれなければ好い」というものではありません。
結局、この降って沸いた“来訪者”はFさんがお人よしで猫好きなことを好いことにして、自分の事情だけ言いたい放題まくし立て、別れを惜しむでもなくFさん宅に猫を置き去りにして、そそくさと去って行った。

季節外れの冷たい台風一過・・・。取り残されたFさんと置き去りにされた一匹の猫。

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冒頭写真を見て下さい。見れば決して健康ではない状態、ストレス性の何かが見てとれます。風邪も引いてないのに目が腫れぼったく捲れ上がり攣り上がり、十分に目を見開くことさえ出来ない状態がしばらく続いた。
比べるものがなく写真では分からないことだが、この子は本当に華奢で小さく。何よりもFさんは、この猫のあまりの体重の軽さに「まぁー、片手に乗るくらいよ!」と驚き、追って病院検診で腎臓病のため投薬治療の必要を告げられた。

傷ついた猫との新しい生活。「可哀そうだったね」と・・・Fさんは、水を大量にがぶ飲みするのは慢性の空腹感のせいではないかと、テーブルやガス台に乗るのは何か食べられるものを探しているに違いないと、日を重ね少しずつ食事の量を増やしていった。
初めの頃は、与えたら「あっ」と言う間に全部平らげ、キッチン・シンクから生ゴミを引っ張り出してくわえて離さなかったエピソードなどを披露してくれた。・・・この間、一度だけ吐いたが、その後は吐くこともなく、Fさんは“老女の言い分”にけげんそうな顔をして猫を見つめていた。

もう“紐”でつながれることもなく、食べ物は質や量を考えてもらい、呼び名も変わった。
日を追うごとに毛並・毛艶も良くなり、少しずつ顔が丸みを帯び、目がパッチリと開くようになった。だんだんと普通の当たり前の“猫”らしく・・・
二週間経ち、三週間経ち、飢えが解消しつつあるこの子は、もらったフードを一気食いすることが序々になくなり、分けて食べるようになったという。少しずつ少しずつ過去の悪夢から解き放されていっているようだ。・・・良かった。

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しかし、Fさんも老齢期にさしかかっている。Fさんに万一のことがあった場合は、この猫の世話は「猫の郵便」が引き受けることになった。

それにつけても忌まわしいのは“動物虐待”!!! ・・・見えない所で・・・隠された形で・・・虐待とは自覚せず、自覚されず行われている数々の悲劇。
人間の業と言ったら良いのか、性(さが)と言ったら良いのか、心の闇と言ったら良いのか、ソフト・ハード問わず言葉を持たない存在を貶める“幼児虐待事件”や“動物虐待事件”を見聞きするたびに、「どうか 奴らのために 地獄よ 在っていてくれ!」と願って止まない自分は“悪魔”なのだろうか?
・・・人間が出来てないのは素直に認めるが。

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Dscn6720            + Nothing is Parmanentと 鳥 が ゆ く  

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2012年2月 3日 (金)

+∞紐でつながれた家猫の悲劇、?年∞+

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New_lifejpg                       + 3 日 後 

紐でつながれ飼われていた猫の悲劇ホントは何年?shinebellshine

Angel40jpgそれは町並から正月飾りがとれた頃のことだった。

ある方から「猫のこと」で相談があり、こちらの側にも川崎・子猫虐待事件の署名のお願いなどもあって、お宅に訪問し話をすることになった。

1月某日、週末の昼下がり。約束通りにその方の家のチャイムを“ピンポーン”と押し扉を開けると、家の中が普通ではない何か騒がしい様子で、そこには既に先客がいた。
来客中に申し訳ないという一抹の気後れを感じながら、挨拶が終わるか終わらないかの間をおかず、・・・その時だった。
そこにいるはずがない猫が奥から唐突に飛び出して来て、いきなり玄関に下ろそうとした私のバッグに顔を突っ込みモゾモゾとやり始めたのだ。
訪問した先のFさんは飼い猫をしばらく前に病気で亡くしていて、“そこ”に猫はいるはずはなかった。

その猫は、「あらら何をするのかな?」とビックリする間もなくバッグ・パックに入れていた買い物袋の食パンにかじりついた。
猫は、Fさんの友人とその親戚の方が連れて来た猫だった。
何でも自分は老人ホームに入る事情があるので、もう猫を飼えなくなるから是非Fさんに貰って欲しいと言うのだ。・・・Fさんから送られた目線には困惑の表情が伺われた。
後で聞くと、事前に何のことわりもなしに、突然、炎のように降って沸いた来訪だったという。そして、“来訪者”は昔からそういう性癖で生きて来た人だとも聞いた。

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理由(わけ)ありで食パンにかじりついた猫。・・・その猫は、毛並はバサバサに入り乱れ乾き、とっても小さく、体はがりがりに痩せ細っていた。「8歳、女の子」と老女は言った。
しかし、その子は大変に行儀が悪く、大人四人が会話中にもテーブルの上~ガス台ところ構わず飛び乗り見境なく飛び回り、水をがぶ飲みし、お茶菓子をくわえて走る“奇行”に及び、とうとう老女が持参した1.5メートルくらいの“紐”に繋がれ、再び連れて来られた際に入っていた小型ボストンバッグに戻されてしまった。
老女は「バッグに入れればおとなしくなる」と引きつった愛想笑いを浮かべるのだった。

猫をどこかに連れてゆくのに猫用のキャリーケースではなく普通の小型ボストン。
そして、それと同時に“紐”を持ち歩く異様さと不思議さに、・・・ハテナと心の中首を傾げた。

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後日Fさんから追々と事情を漏れ聞けば・・・
そこには、その猫がそれまでどうやって生きて来たのかという悲しい実情があった。
老女は痩せたその子に一番安い缶詰の3分の一の量を一日2回与えていた。食事はそれのみだった。・・・沢山上げると吐くので上げなかった、上げない日もあったと言う。
余ほど生活に困窮している方なのかと察しもしたが、無駄な気苦労だった。
「彼女は高価なお着物や宝石を沢山持っていて、資産のある人よ!」とFさんは口びるをヘの字に曲げ少しおどけて見せた。

猫は、一年前に他界した老女の夫が大変可愛がっていたそうだ。しかし、彼女は夫が病気で入院すると、即座に猫を“紐”で繋ぎ、行動を紐の長さの中に制限するようになった。
哀れ猫の小公女・・・紐で繋がれ、満足な食事も与えられず約2年(?)・・・6歳の猫の小公女の悲劇がここから始まっていった。老女はそれを悪いことだとは思わなかった。(つづく)

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Winter_in_the_park1jpg       + 葉 は 枯 れ て も い つ か 満 ち る   だ が  心 は 

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2012年2月 2日 (木)

+∞ 動物虐待グラデーション ∞+

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BlackwhitejpgGradation              + 猫 の 写 真 掲 載 に 気 を 使 う 

動物虐待グラデーション 0 to Ten(猫編)】shinepunchshinepunchshinepunchshine

Futaba85cccjpg10: 黒鬼 重大極悪人 動物を殺害し、殺しの過程や遺体を愚弄し楽しむ人間。1997年神戸児童連続殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗は事件の前段階で猫に手をかけていた。2002年東京大田区児童公園23匹連続猫虐殺事件犯人・上原宏之(川崎市建設局職員)は猫の遺体に落書きし小学校校庭に打ち捨てた劇場型、2011年川崎市麻生区/里親詐欺・子猫連続惨殺事件の廣瀬勝海は愉快犯、同じく2011年埼玉・千葉通り魔事件で逮捕された少年Aは自宅で事件前に猫2匹をこの上ないほどのやり方で惨殺していた。これらの人間が人間失格“黒鬼”に当たる。
殺しには、素手・ハンマー・ナイフ・千枚通し・捕獲器などが使用され、殺した後も首を切断したり、犯行を世間に見せびらかす傾向を持つ。

10: 赤鬼 赤ランプ要注意人物 要らなくなった動物・飼えなくなった動物を保健所に持ち込む人間。殺しの委託である。自らは手を汚さず、行政システムに委ね自分の生活環境から存在をインスタントに消去するやり方。このタイプの言い訳は「仕方がなかった」

: 冷血青鬼 レッドカード 動物を捨てる人間、常習性あり。飼い猫の不妊手術をせず、次から次へ仔を生ませ遺棄を繰り返す。「ばれなければ・・・」と手口も手慣れたものと思われる。絶対に帰って来れない場所を選び遺棄する。卑怯者

: 黄色無責任鬼 レッドカード 多頭飼い崩壊による遺棄。この鬼には色んなタイプがいる。
①家の近くに捨て給餌は気まぐれにするが、終いには「いなくなっちゃった」と自然現象のように責任を他に押し付ける。 ②不妊手術をせずに飼い、仔が生まれる、仔猫を見るのが好きだ、どんどん猫が増え、お座なりな飼い方の為、大きくなった猫は何処かに行ってしまい、いなくなった猫を捜索するでもなく、その末路を気にかけない。野良猫問題の悪漢・キーパーソンである。

: 黄色出鱈目鬼 猫飼い禁止の刑! 不妊・去勢手術をしないで出入り自由の放し飼いにしているふしだら“ふとどき者”! 特にオス猫の飼主にこの傾向がある。
いなくなっても罪悪感を持たない。これも野良猫問題/地域猫問題の発生源、問題の震源地である。

: 生臭ふしだら鬼 野良猫や外猫にTNR(不妊・去勢手術)をしないで無責任に給餌行為をしている人。言い訳は決まって「お金がありません」とくる。
TNR補助金が出ている行政区で年間に3000円~5000円のお金も用意できないのだろうか? 知っている例を話すと、まだ一頭しか猫がいなかった或る場所でTNRをしなかった為、僅か1年から1年半後に15頭にまで増えてしまった。当人たちは逃げ、そこは私たちが全頭TNRをし、残された猫たちの世話をしている。
自分にお金がなくとも、愛護団体に相談し募金をつのるなど方法はいくらでもある。

: 合わせ技味噌クソ鬼 ①ある日突然給餌放棄し、ケツをまくって逃げてゆく人。②TNRはしたけれど、その後の猫たちの世話をしない人。③オス猫のTNRに消極的な人、TNR指導員、講演などの論客。TNRは徹底してやらないと問題が先送りされ、そこに新たな遺棄があると元の木阿弥になる。④家猫編、猫が病気やケガをしても病院に連れてゆかない飼主。

(並行): 今後の検討課題 災害時に動物を置き去りにすること。これには異論反論あると思うが、動物たちの目線で言えば、捨てられたも同然。
災害に至るそれまでの生活態度や断片、そして動物行政(政治)の真実がそのまま赤裸々に輪切りにされる。
その後、愛護団体が七転八倒の尻拭いに走り回ることになる。

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Bc_on2   + て っ ぺ ん か ら ウ ォ ッ チ ン グ  人 の 世 の 荒 み by  Crow 

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2012年1月29日 (日)

+∞ 虐待犯の刑~教育刑の加算を ∞+

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Pg                       + 残 雪 

呪いの時代Ⅴ 虐待犯にプラス教育刑をshineearshinefootshinepapershineeyeglassshine

Photo_310年前、東京・大田区の仲六郷児童公園周辺で起きた連続23匹猫虐待死事件は、「懲役6ヵ月、執行猶予3年」が言い渡され02年12月11日に結審した。

あれからワン・デケイド(10年間)、07年を挟んで2回目の動物愛護法の改正の年に、その後も繰り返される動物虐待事件をバックボーンに、あの事件/裁判が残した教訓は社会を良くするための何かの学びになっているのだろうか?

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10年前、「連続23匹猫虐殺事件」を裁いた東京地裁の大熊一之裁判官は、判決文の中で、『地域住民に言い知れぬ嫌悪感や不安感を抱かせた罪は重い』と被告に言い渡した。 結果はお決まりのように人間中心主義の考えをベースに導き出され、人間ドラマとして裁かれた。被告は情状酌量を得るために愛護団体やNPOに寄付のデモンストレーションまでした。
置き去りになったのは、無残な死をとげた23匹の猫たちの痛み、苦しみ、もがき、そして慟哭の悲しみである。 ・・・ えっ、地域住民への嫌悪感と不安感???
本当の被害が見捨てられ、もの言わぬ“器物”としての“沈黙の闇”が時代の窪みに残された、それのみである。

結審から10年の時が経ち、犯人は05年にすでに“自由の身”となり市民社会に消えていった。しかし、日本の法曹界は異常者への裁きをこのままにしておいて良いのだろうかと疑念がふつふつと沸いて来て止まらない。
快楽を目的とした“殺し”は、対象が例え動物であっても犯人の中の消えない“体”の体験として「指」「手」「目」「耳」「感覚/感触」に、そして何よりも「脳」にフラッシュ・バック感となり残り続けるだろう。・・・暴力を介在させた病的な「悦楽への誘惑」。
その犯人たちを何の教育的治療を施さないままに執行猶予の温情をつけ、野に市民として紛れさせる。とてつもなく危険なことだと思えるのだ。

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猫の首を切断して学校まで持ち歩いた埼玉の高校生の常軌を逸した行動/感覚・・・川崎市の子猫詐取虐殺の廣瀬勝海には、犯行をメール送信したり、猫殺しをネット書き込み実況中継したり、連続して虐待用子猫を詐取し続けた数々の異常性がある・・・未だ犯人があげられていない世田谷の「中町・猫に劇薬ぶっかけ事件」も不気味な連続性を持っていた。
犯行が計画性を持ち、連続しながらエスカレーションの道を辿る・・・これらは全て病理であり、はっきりと病名がつく“病気”であり、医学的治療以外に解決の道はなく、刑法の中に“異常の線”を明確に引いて「教育刑」や「治療刑」を改めて新設すべき時代まで闇が物凄いスピードで突き進んでいると思うのだが。どうだろうか?

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彼らは・・・その時感じた・・・興奮、沸騰、体に伝わったその感触。その時嬉々として覚醒し広がった景色・空気への親睦感・・・、全ては脳の無意識が甘美に記憶し、それらを忘れることは決してない。その種の人間なのだ。

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