社会的事件

2013年3月 8日 (金)

どこへ行った民事裁判?~川崎子猫虐待死事件

猫の郵便のことは、はじめにをご覧ください。

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神奈川県川崎市で里親詐欺・子猫虐待死事件があったことは未だ記憶に新しいですが、事件が報道され犯人・廣瀬勝海が逮捕されたのは一昨年11月のことで、すでに1年3カ月の月日が流れました。

この事件に限りませんが、何か事件があると、わあーと群がるように報道され人々の興味が集まりますが、時間が経つにしたがい、報道もされず、話題にもならず人々に忘れ去られてゆきます。
この事件も時間が経ち、噂も聞かなくなりました。

時間が経過しても、むごたらしい事件とその裁判結果・執行猶予付きの判決を思い起こすと、未だに怒りと悔しい思いでいっぱいになります。

犯人が逮捕された当時伝え聞いたところでは「被害者の方々は民事裁判をしようとしている。」ということでした。犯人逮捕当時に書けなかったことを書き留めておきます。

犯人・廣瀬勝海が逮捕された当時、栃木県の「四次元ポケットマスター」さんが栃木県から駆け付け発見されていない殺された子猫の捜索をし、殺された「ミスティ」君を発見しました。

この捜索作業があった時、猫の保護活動をしている方からメールをもらいました。
捜索作業への協力と 署名(廣瀬勝海に厳罰に処してください。)集めへの協力要請でした。
これは一大事と、知り合い全部にメール送信しました。

すると被害者の方とコンタクトを取っていたYさんから、返信が来ました。
Yさんは 「被害者でもない方が被害者とは別に独走したら、例え善意であっても良くない。被害者の心情を逆なでします。」と言います。

その後、Yさんは被害者の方に確認を取りメールをくれました。
「被害者の方はマスターさんに
署名も今は止めてくださいとお願いしたにも関わらず勝手に強行され、とても迷惑をかけられている~メールを回すのは止めて下さい。」というものでした。
そして、被害者の方々は民事裁判を考えているということでした。

このメールをもらった時は、たいへん困惑しました。
例え被害者であろうが、なかろうが、殺された猫の立場に立てば、殺された猫を発見し、被害を立件し廣瀬に厳罰を下すよう人々広く呼びかけるのは当然のこととなのに、何故?被害者だ、被害者じゃないなんて言っているのか、何故?皆で協力しないのか。分かりませんでした。
殺された猫の立場に立てば被害者の心情を第一に考慮する意味が分かりませんでした。あまりにも人間中心主義ではないかと思います。

猫の郵便内で話しあい、真の被害者は里親詐欺にあった人間ではなく猫だということを確認しました。
殴られ、叩きつけられ、足で踏みにじられ、ドライバーで突き刺され、尻尾を切られ、川に落とされ殺されていった猫たち。被害に遭った猫たちの立場に立って行動しようと確認しあいました。
そして、犯人に厳罰を下すよう要請する署名をできるだけ集めようと動きました。

今、あの時のことを思い出します。
被害者の一人である「みりんたら」さん と他の方は廣瀬勝海を相手に調停を行ったということです。
しかし、犯人逮捕当時に聞いていた話とは違い、他の被害者
の方に民事裁判をしようという動きはないようです。
あの時、聞いた話は何だったのか?理解できない気持ちが残ります。

殺された猫たちは絶えず怯え、安らかに眠ることも出来ず惨殺されてゆきました。
法的に廣瀬を追及できるのは被害者の方々だけです。
残虐に殺された猫たちのために、被害者の方々には「みりんたらさん」のように廣瀬を追求してもらいたいと思います。(鉄腕ウンガ)

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2013年1月30日 (水)

資産家夫婦殺人事件の愛犬たち

猫の郵便のことは はじめにをご覧ください。

資産家夫婦が殺されたというニュースを聞きました。
恐ろしい事件が続き物騒な怖い世の中だなあと聞き流していました。
次に聞こえてきたのは、資産家夫婦はたいへんな愛犬家で
事件に遭った時は、キャリーケースに入れた愛犬2頭と一緒に出かけたという事件の詳細でした。

ニュースでは資産家夫婦と一緒だった犬たちが、どうなったか一切報道されていません。
犬たちが迷子でさ迷っているのか、殺されたのか、想像すると言い表せない気持ちになります。

例え、犬たちが保護されたにしても、大切にかわいがってくれた飼い主はもうこの世にはいません。
犬たちがどうなってしまうか。胸が苦しくなるばかりです。

犬や猫と生活している人、世話をしている人は本当に身辺に気を付けなければ、と思います。
昨年の夏、「原宿高級マンション殺人事件」が起きた時も書きましたが、
犬や猫を飼っている人は、事件や事故に巻き込まれないよう意識して生活してほしいです。

自分自身も道を歩く時~平気でルールを無視するドライバーがいますので要注意
電車に乗る時~端を歩いて線路に突き落とされた人もいますので要注意
対人関係など~アブナイ人に近づかない等々充分気を付けたいと思います。

猫の郵便では係員は同じ車・電車には乗りません。
もし、同じ乗り物に乗って事故に巻き込まれ一度に全員が死んでしまったら、今世話をしている猫は誰にも世話をされず死んでしまうことになります。

犬や猫はひとりでは生きられません。
犬や猫と生活を共にしている皆さま!ご注意お願い致します!

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2012年9月14日 (金)

原宿高級マンション事件の犬たち

猫の郵便のことははじめにを 福島光を

猫の郵便シャボットの通常記事更新は休止中ですが、
猫の保護活動を応援してくれる人のため、また猫の保護活動を多くの人に知ってもらうため活動報告をしています。

dog 昨日9月13日、点けていたテレビからニュースが流れてきた。
東京原宿の超高級マンションで38歳の女性とその5歳の長男が死亡していたという。
そのマンションに住む飲食店経営61歳の男性が親族に「同居の女性と子供を手にかけた」と連絡し、親族が警察に安否確認の通報をして、警察が発見したということ。

何気なく画面に目をやると、金属のケージに入れられた小型犬が搬出される場面が、わずかな秒数映し出された。
パグ?茶色で鼻のところが黒い小型犬が2頭見えた。ざわっと胸がざわめいた。

この犬たちは、飼い主を失って、どうなってしまうんだろう?

今まで一緒に生活していた家族と生活を失って、この先どうなってしまうのか?
とても心配になった。

水害・火災・地震・福島の原発事故・事件・突然の飼い主の死亡など
事件や事故の陰で動物たちが犠牲になっています。
飼い主を失い、悲惨な末路をたどる犬や猫、動物たちは数えきれないほど無数にいる悲しい現実があります。

動物を飼うなら、一生を保障するのは当たり前のこと。
今までかわいがって一緒に生活しましたがもう無理ですからと、遺棄・放棄するなら飼う資格がない。

犬猫、動物を飼うならその生活を保障するよう心がけて生活しなければ、と思います。
日々はこともなく過ぎてゆきますが、誰の身にも、何時 何が起きるか分かりません。
そう考えてみると普段からするべきことがあります。
交通事故や事件に遭わないよう心掛け、災害には対策をし、
万が一、自分がいなくなった時のことを考えて、確かな人に後を頼むこと。もあります。

原宿警察署に連絡して聞いたところ、犬たちは親族の方が14日中に引き取る予定ということでした。
この後、飼い主を失ったこの犬たちが、悲惨な目にあわないよう、安心した生活ができるよう祈ります。(鉄腕ウンガ)

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2012年5月27日 (日)

川崎子猫虐待死事件/判決公判3

猫の郵便のことははじめにを 福島光を

猫の郵便の通常記事更新は休止中ですが
川崎子猫虐待死事件 被告 廣瀬勝海の判決公判傍聴記1,2に続き3を掲載します。

判決公判で裁判官は廣瀬が 「常習性をもって、狡猾に子猫を詐取し、残虐に殺傷した。悪質である。」 と認め、懲役3年の刑を言い渡しました。
しかし、それにも係わらず執行猶予が付きました。

もし、常習性をもって、狡猾に子猫を詐取し、残虐に殺傷したことを事実として認めたなら、何故、実際に懲役刑が実行されないのか、理解することができません。
裁判官が執行猶予を付けたのは、裁判のシステムに従い 「判例に倣っただけ」 という事は分かりますが・・・

執行猶予を付けた理由とされたのは
本人が反省している。
躁鬱病の影響がある。
両親が出廷し、自分の近所に住まわせ様子を見る。と証言している。
この3点です。
前回の第2回公判を傍聴しましたが、この理由には説得力がありません。

公判中、廣瀬は1度も被害者に謝罪していません。その態度にも悪びれた様子が全く伺えませんでした。どこに 「反省」 が見受けられたのか首を傾げます。

躁鬱病については、継続して診察していた医師の所見がありますが、それによると、
「(廣瀬の) 躁鬱病の躁状態の特徴は、買い物・浪費をするなどであり、怒りっぽくなるなどは無い。」とあります。ですから病気が影響して子猫を詐取し、殺傷した訳ではありません。
本人が言っているように 「良い気持ちになった。」 から、繰り返しやった快楽犯です。

両親のことです。
前回・両親が出廷し証言した第二回公判でのこと。裁判が終わり、法廷を出た傍聴者たちが先ず、言い合ったのは 「あの親に廣瀬の監視など、出来る訳がない・・」でした。傍聴者の皆が同じ思いを抱いていたのです。
父親は、別居する理由として 「お互いにプライバシー」があるから」 と言っています。
そもそも、両親は息子の犯罪を病気のせいにして、「息子が悪い」 とも言わず、被害者や猫への謝罪の一言もありませんでした。
息子が悪いと思っていない親が、
息子のプライバシーを尊重して、果たしてどうやって監視すると言うのでしょうか。

執行猶予の理由に整合性があるとは思えませんが、裁判官は執行猶予付きの判決を下しました。
動物にどんな、酷いことをしても、判決は前例に従い、どれもこれも 「執行猶予」。
これでは動物虐待はなくなりません。
裁判が現実に起きている犯罪に対応する。そして犯罪を未然に防止するなんて望みようもない。と途方もない気持ちになり、ため息も出ませんでした。

繰り返しになりますが、この犯罪は、快楽犯(脳がその快楽を覚えてしまった) です。
教育刑を施さなければ 「治る」 ものではありませんが、日本にその制度は未だありません。

殺された猫たちに 「本当に済まない。」 ただそれだけを思った公判の帰り道でした。
                                         (鉄腕ウンガ)

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2012年5月25日 (金)

川崎子猫虐待死事件/判決公判 2

猫の郵便のことははじめにを 福島光を

の郵便の通常記事更新は休止中ですが、
川崎子猫虐待死事件の判決公判を傍聴記を掲載いたします。

5月23日に、里親詐欺子猫虐待死事件の被告 廣瀬勝美の判決公判がありましたが、結果はすでに各種報道でご存知のことと思います。

判決は、猫の保護活動者から子猫を詐取した詐欺罪と、子猫を残虐に殺傷した動物愛護法違反の罪を合わせて検察の求刑通りの懲役3年、それに5年の執行猶予が付きました。
検察の言い分を認め、弁護側の言い分も認め、「足して2で割ったらゼロになった。」 と言うのが正直な感想です。

判決を聞いて先ず思ったことは、惨い殺され方をした猫たちが 「うかばれない。」 という事です。

今まで、動物愛護法違反で実刑の判決が下りた前例は無いと記憶しています。
前例通りの 「執行猶予付き」 の判決が下りるだろうことは予想していましたが、「やっぱり、そうなのか。」 とその事実を目の前に突きつけられ、暗澹たる思いがしました。
廣瀬は裁判期間中は拘留されていたものの、今後は社会に戻り実質的には自由の身です。
いくら有罪と言われても何の罰も与えないと一緒ではないか、としか思えません。それが一般の感覚だと思います。

あんな酷い殺し方をして、罰はないのか?」 と。

廣瀬は半袖の黒地に白アルファベット柄のTシャツにジーンズ、茶色に染め伸びた白髪交じりの頭は櫛を入れた気配もない。寝て起きて、すぐ出て来たような様でした。
入廷した時は神妙な緊張の面持ちでしたが、裁判の最後に裁判官のやさしく諭すような話を聞いている後姿からは解放された安堵と嬉しさが伝わってきました。

あんな、惨い残虐なことをして罰はないのですか?

判決は検察の言い分をほぼ認め(動愛法では最高懲役1年の刑のところ、詐欺罪を合わせた結果) 懲役3年になったのは、検察側が犯罪の重大さを考慮した結果であり、前例のない重い量刑であるとの評価もあります。
しかし、現行法ではこれが最大の刑罰です。
廣瀬は自分の快楽を満たすために、次々と子猫をだまし取り、残虐に殺していったのです。快楽を目的とした命への殺傷に対しては、教育刑や重い刑罰が必要です。

動物愛護法では 「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は1年以下の懲役又は百万以下の罰金」 ですが、これでは現実におきている動物虐待・殺傷などの犯罪に対応できません。
挙句に、「執行猶予」 が付くのでは犯罪の抑止力にすらなりません。
法律がこのままでは、犯罪の犠牲になった猫や犬や動物たちは暗闇に置き去りにされたまま、うかばれません。続きは明日掲載予定です。(鉄腕ウンガ)

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Photo_21_3                          川崎市役所通り 空は晴れても動物は暗闇のまま

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2012年5月23日 (水)

川崎子猫虐待死事件/判決公判 1

猫の郵便のことははじめにを 福島光を

猫の郵便の通常記事更新は休止中です。
本日、川崎子猫虐待死事件 「廣瀬勝海事件」の判決公判があり、傍聴をしましたのでレポートします。

本日5月23日午後1時30分より、横浜地方裁判所川崎支部で昨年11月川崎市で起きた、里親詐欺子猫虐待死事件の被告 廣瀬勝海の判決公判がありました

前日の寒い雨とはうって変わった青空で汗ばむくらいの天気になりました。
残虐に殺された猫たちのことを思い、裁判判決を想定しながら歩く裁判所までの道のりは重いものがありました。

傍聴希望者は約60名、前回の第2回求刑公判の希望者90名超に較べると少ない人数でした。
傍聴席数は47で、傍聴は抽選になり、抽選に当り傍聴することができました。

裁判は午後1時30分開始。裁判長から判決と判決理由の陳述、最後に裁判長から廣瀬への申し渡しがあり、30分で終了しました。

判決は懲役3年の有罪、執行猶予5年、執行猶予中は保護観察に処する。というものでした。

判決理由は以下。

里親から、飼養する意思もなく、殺傷するために子猫を詐取した詐欺罪。
詐取した子猫を投げる、投げても死ななかったので足で踏み潰して殺す、塀に叩きつけて殺す、9メートル下の川に投げ込み殺すなどした動物愛護法違反。
その犯罪は 「狡猾・常習性があり・残虐」である。
しかし、本人が反省している。躁鬱病の躁状態の影響が関係している。両親が出廷し自分の近所に住まわせ面倒をみると言ったことを考慮して、執行猶予にする。

最後に裁判長から廣瀬に「こんなことは2度と起こさないようにしてください。猫を飼うのは適当ではありません。」などの申し渡しと執行猶予の意味と控訴について説明があり、裁判は終了しました。

懲役3年の有罪とは言え、執行猶予のついた前例を踏んだプログラム通りの判決。
廣瀬勝海被告は社会に戻ります。
法律・裁判が、現在、起きている事件に対応できないと感じました。詳細は後日。

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2012年4月27日 (金)

+∞廣瀬勝海裁判③~どこまでも軽い命∞+

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In_a_dunghill_jpg                     + イ ノ セ ン ス と は 言 葉 な き 動 物 の 命 +

廣瀬勝海事件裁判 どこまでも軽んじられる猫の命catshinecatshine

Candle20事件が司法の場に移されると、どうしても人間ドラマになってしまいますね。そうして、被害の中身・本体が失われてゆく。そうして、法廷は量刑のプラス・マイナスの取引の場にすり替えられてゆく。そんなことを感じながら、廣瀬勝海事件第二回公判の場にいました。

公判の傍聴を通して胸の奥底から浮かび上がって来たのは、被告・弁護側にとって殺された(⇔殺した)猫たちの命はこの場に及んでも軽く、苦痛の中で死んでいった命たちへの気遣いを感じることはどの場面にもありませんでした。
被告・弁護側は結審に向け少しでも軽い量刑を勝ち取ろうとする思惑や比重が大きく、被告によって苦しめられ死んでいった猫たちの命の重さは法廷の場でサイドストーリーへと追いやられる軽さでした。

ふり返り・・・かえりみられることのない命たち、枯葉一枚ほどの重さもない命たち・・・と、そう思えました。

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被告・廣瀬自身への尋問、そして被告側証人として出廷した父母への尋問がありましたが、被告本人の口からもその両親の発言からも最後まで、殺した猫へ詫びる言葉は一言もありませんでしたし、オモチャのように翻弄されて死んでいった猫たちへの思いは沈痛な思いとなって聞こえて来るものではありませんでした。伝わって来ませんでした。
この場を何とかやり過ごし何が何でも元の自由な生活を手に入れたいだろう廣瀬被告は、神妙な面持ちで着席していました。だけど、自分が起こした事件の張本人であるはずのその被告の表情は、あくまでも平静で、落ち着き払ったものであり、犯した罪への畏れおののきや後悔の念が吐露されるものではありませんでした。時に薄ら笑いすら浮かべていました。

公判の中で、「何故、猫を虐待死させるような罪を犯したのか?」という検察官の問いに対し、廣瀬本人も父母も弁護人も口を揃えて、「躁うつ病のため」としていました。
悪いのは病気であって、本人の責任・罪・資質・生い立ちを躁うつ病という病名で軽量化し、すり替え、情状酌量を図ろうとしたのでしょうか?

公判最後に、廣瀬被告が裁判長から発言を許された時の言葉はというと、こうでした。
「14,15匹の可愛い猫チャンをいとも残虐に殺してしまったこと大きく反省しております。亡くなった命はもう戻ってきませんが、これから不幸な猫ちゃんが一匹も出てこないことを祈って、私自身、殺してしまった猫チャンの成仏を一生かかって祈ってまいりたいと思っています。ありがとうございました。(本人談そのまま)」と言うものでした。

極悪非道な子猫殺しを存分に繰り返した挙句の最後の言葉がこれです。反省と言っても本を朗読しているような、どこか他人事のような、悔いも詫びも伝わって来ない審理中の態度や弁舌が、唐突に「可愛い猫チャン」とか「不幸な猫チャンが・・・出ないよう祈って・・・」とか「成仏を一生かかって・・・」と、悔恨の足場もなく飛躍しています。言い回しも不自然であり、流れも珍妙であり、事前に字面だけ一生懸命まる暗記したとしか思えない魂のない声の抑揚でした。
本当の心の底からの懺悔であれば、生身の声にその表情や抑揚が出るものです。
すり替え誤魔化し何のそのの平気の平左で、「可愛い猫チャン」と取り繕えるこの神経、この軽さが、彼自身の「生命あるものへの眼差し」の軽さなのです。やったことへの軽さなのです。

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そして、モンスター化してしまった自分の息子へのその父と母の態度は、この期に及んでも「躁うつ病が悪い」と、息子に罪と向かい合わせることを回避させています。彼ら両親は、息子・勝海が社会に出て来たら、「自分たちの自宅近くにアパートを借りて住まわせ、息子を見守る」との旨を述べていましたが、事件中も息子の異常に気付くことがなかった鈍感・大甘々で果たして大丈夫なのでしょうか? 動物への虐待行為には必ずと言っていいほどエスカレーションがあることが気になって仕方がありません。

自分たちが育てた息子の手によって致死に至らしめられた多くの猫たちが受けた“受苦や痛み”に馳せる思いは微塵もなく(謝罪の言葉はなかった)、息子にその場を逃れさせる役割で出廷したその父と母の良識。
水に沈められ、殴られ、蹴られ、踏みつけられ、壁に打ち付けられ、血を流し死んでいった猫たちが哀れで・・・切なく・・・、無情の鐘が心の中で遠く近く鳴り響くようでした。

「あんたたちが育てたあんたの息子がやったことなんだ。子供の頃、“命は大切”と、一度でも目と目を合わせ、諭したことはあるのですか?」と、今尚波立つ気持を消せません。
一度目は廣瀬の手のよって殺められ殺され、二度目は法廷の中で「猫だから」と命を軽んじられるという方法で殺される・・・、絶句するとはこのことでした。

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廣瀬勝海事件。廣瀬勝海とは・・・
どんな生まれ育ちや環境が、子猫連続虐待犯を作り出したのか? 抵抗できない存在を翻弄し殺める人間を作り出したのか?
その生い立ち、鬱病発症、離婚、医療生活保護受給、そうして里親詐欺と子猫虐待死事件に至った経緯は、後日アプローチ法を考えまとめます。
廣瀬勝海が犯した犯罪は、出会い頭の単純な暴力行為などではなく、「快楽のために殺しを求めた」、ここが最重要ポイントです。この点にアプローチする必要があるのです。最重要な鍵なのです。
快楽目的の殺しは、脳が快楽を記憶します。そして、脳はそこに戻ろうとします。つまり、再発の可能性は十分にあるのです。

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Jpg                + らんの花 去年冬はじめ 発見時 おそらく何らかの暴力行為が +

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2012年4月26日 (木)

+∞廣瀬勝海事件裁判②~署名効果∞+

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廣瀬勝海事件裁判 署名活動の効果shinepencilshinepencilshinepencilshinepencilshineshine

Candle204月26日、小沢一郎氏の陸山会事件の判決が出ました。官僚エリート支配社会に不都合な一政治家への徹底的な人物破壊と抹殺を目論んだ“どす黒い流れ”について本当は書いてみたかったのですが、猫ブログである性格上やはり「廣瀬勝海事件裁判」のチェイス&ウォッチングに道をゆずります。

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川崎市麻生区で廣瀬勝海被告による14匹を超える子猫虐待死事件が発覚してから、警察による捜査と並行して私たち民間人は「廣瀬勝海被告への厳罰を求める署名」を呼びかけて来ました。
廣瀬勝海事件の第二回公判。
検察は、裁判所/警察署/検察庁宛てに送付されたこの「廣瀬勝海被告への厳罰を求める署名」の用紙の一部(量が多すぎて全部を持ち込むことは出来ず・・・)を法廷に持参し、そして証拠として提出しました。

検察によると、署名用紙7,184枚、署名人数35,537名。現在も“厳罰を求める署名”は継続して届いているとのことでした。
これは、廣瀬被告が「やった残忍行為」に対して、厳罰を求める人々がいかに多くいるのかの「世論の証明」としての現物提出です。
検察官の論告求刑の中にも、廣瀬被告の犯罪に常習性があり残虐であること、そして世間の注目を集めた事件であり、厳罰を以って臨むべきである主旨が述べられていました。
民心の動向を気にかける警察と検察、寄せられた沢山の署名は“捜査→起訴”への強力なウチワ、追い風となったようです。
また、今回の公判では第一回目の裁判と裁判官が変わりました。これについては、何故、裁判官が変更になったのか、説明はありませんでしたが、推測ですが、この廣瀬裁判に対し世間の大きな「関心と注目」が集まったことに関係しているのではないかと思いました。

世にはびこる玉石混合、多種多様な署名活動。中には「何の力になるの?」と無駄骨と思えることもあるけれど、今回の事件に関しては人々の意思が「効果と効力」を発揮したようです。

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公判中。この署名用紙の中、前段に虐待死させた猫が「14頭から20頭」とありました。弁護側はこの表現は誤りであり、起訴事実の14頭であるとの申し入れをしました。この時、廣瀬被告は「20頭かもしれない」と口を滑らせました。しかし、すかさず弁護人は「14頭ですね」と廣瀬被告を誘導し、被告は「14頭と思います」と言いなおし、起訴事実の14頭に訂正の申し入れの運びとなりました。
廣瀬被告本人も殺した猫の数をはっきりと覚えていない、この事実。記憶がぼけるほどの乱脈な経過とその曖昧藻孤とした数が、犯行の連続性と常習性をうかがわせる断面を如実に示していました。
署名活動の開始当初は、「事件に直接関係ない人たちが勝手に騒いでいる」などと批判を受けましたが、起訴から公判の流れを考えれば、動物虐待事件は脆弱な法的基盤の上に立っているので、署名活動で人々の声を集めたのは結果的には良かったと思っています。署名に賛同してくれた人々も殺された子猫たちの数量に反応して署名したのではなく、“殺しを楽しむ”という自らの快楽のために猫を詐取し、小さな生命を次から次へむごい形で虐待死させていった“身勝手さ”に厳罰で対処するように求めたのです。

殺伐とした世の中、心ある人々が死んでいった猫たちの霊に手を合わせ、力を合わせ署名活動を行なって来たことは決して徒労ではなかったと、審理の中で行き交った言葉の数々を反芻し、署名活動に協力して下さった方々に「ありがとう」と思いを馳せているところです。皆さん、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

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2012年4月25日 (水)

+∞ 廣瀬勝海事件裁判~傍聴記① ∞+

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廣瀬勝海事件裁判求刑 傍聴の記shadowkeyshadowkeyshadowkeyshadowkeyshadowkeyshadow

Candle204月25日(水)、横浜地方裁判所川崎支部。午後2時30分から、去年11月に川崎市麻生区で起きた子猫虐待死事件の第2回の裁判がありました。通称「廣瀬勝海事件」です。
傍聴希望者は約90人。傍聴は抽選になり、2倍の競争率で「ダメかなと」あきらめ半分の気持でしたが、ラッキーにも傍聴することができました。
傍聴席は横11席が5列、うち8席が記者席、取材記者は4名。一般は47席。取材記者が少ないため、記者席2が一般席になり結果、一般傍聴者は49名。傍聴者のほとんどが女性で占められ、日頃の猫保護活動の実態そのものが反映された形になりました。
うち男性傍聴者は9名でした。

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廣瀬勝海被告は、真緑のトレーナーにジーパン姿、ラフな出で立ちで法廷に現われ、それまで小さな話し声でざわめいていた法廷は廣瀬出廷と共に水を打った静けさになりました。
身長はやや低めで腹が出っぱり全体にむくんでいる印象の水太り体形に見えました。
顔は端整に整ったと言うのでもなければ極度にブサイクでもなく、どこにでもいる極々普通の分類に分布しているように感じました。見た目、容貌からは凶暴さや凶悪さはどこにも感じ取れず、ありきたりな平均的な凡庸さを持つ人間が小さな子猫相手に残虐非道な事件を起こしたことに“虚”をつかれたような唖然とした感覚に囚われました。

審理は、検察側の証拠に対して、弁護士の認否、弁護側の証人として出廷した父母への尋問、被告人・廣瀬への尋問、検察の求刑と進み、検察の求刑に対し弁護側の意見が述べられ、最後に裁判長から被告・廣瀬に「何か言いたいことはありますか?」と発言が許される通常の進行でした。
裁判の断片的な抜粋ですが・・・。子猫を外に放り投げ、階段に倒れた子猫を再度踏みつけ、その際、階段床に血痕が残り、廣瀬はそれを「まずい」と思い、(場所を移し)次に子猫の顔を持ちコンクリート塀に何度も打ち付け、子猫の顔が変形していくあり様を逐一確認した等々、おぞましい経緯が・・・残響となって帰り道の耳に心に澱み残りました。

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検察からの求刑は、「犯行は残虐であり、常習性があり、尚且つ保護活動に当たる人たちから虐待・殺し目的で仔猫を騙し取った複数の詐欺罪など」により懲役は3年と告げられました。それに対し、弁護側は「社会に出ての更正」を希望し猶予を求めました。
判決の言い渡しは5月23日に予定されています。

裁判の詳細について、そして「意見と感想」は、後日入念にレポートします。

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2012年4月18日 (水)

+∞猫さらい事件 ~共有情報発信∞+

猫の郵便のことははじめにを 福島光を sun cloud 12℃~20℃

Walschaerts_motion_2     + 各 パ ー ト が 連 結 し な い と O N E の 動 き に な ら な い +

猫さらい事件 共有情報発信ランチャーshinemailshinemailshinemailshinemailshine

80_2「不幸な猫の保護&福祉」を目的とした社会活動をしていて、いつも思うのは猫ボラ同士の分厚い連帯や連携が有機的にとれていたらなぁーと言うことです。
猫のボランティア活動をしている人たちは、良く言えば単独行動主義の人が多く、悪く言えば自己没頭型の社会性の希薄さが並べて全体を支配している空気感があって、中々系統立った連携が取りにくい現状にあります。しかし、嘆いていてばかりいても車輪は前に進みません。マルコ・ブルーノさんの薦めもあり、私たちが現在巻き込まれている“猫さらい事件”を契機にして、活動周辺の身近にいる人たちに情報を共有するためのメール・レターを発信することにしました。

インタラクティブ(双方向性、相互作用)な関係を探し求めています。そうする中で、少しずつ、パイプを太く、充実させていけたならと思いますが、どうなりますか。

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< 猫の郵便 不定期便 ドラミドラ・メール・レター・メッセージ >

お世話になっております、皆様。 「猫の郵便」です。

おはようございます。そして、こんにちは。今晩は。

先週金曜日、4月13日にマルコ・ブルーノさんから、近頃、足立区で猫捕りが出没しているという情報を頂きました。
出入り自由の飼い猫、地域猫として管理している猫などが被害にあっていると言うことです。
また、昨年の11月に今回同様に“自転車に乗った男”が足立区保木間に出現し、短時間で沢山の猫たちが連れ去られたという話も伺いました。

マルコさんは、「足立区にも真面目に猫活動をしている人達がいて、被害にあって本当にかわいそうです。」と仰っていました。毎日顔を合わせ世話をしている猫が、ある日突然、「三味線の皮」目的で連れ去られたら、どんなにつらく悲しいでしょうか。

猫の保護活動に係わる人々の連携や連帯が進んでいれば、被害の拡大はもっと少なく済むように思います。
私自身、「人と猫の対策を図る共生会議」からのメールで“猫捕りの犯人”らしい「タカハシ」という名の男の情報は得ていましたが、港区以外での被害については知りませんでした。
昨年秋、下記のように、ネット上に事件を掲載した方々もいらっしゃいましたが、毎日が忙しく私が見ておりますブログは限られ、それらの記事に気付かずにいました。

足立区に出没している猫捕りが、「タカハシ」と同一人物かどうかは不明ですが、被害が更に拡大する恐れが懸念されています。
猫の世話をしている場所をお持ちの方や保護活動をなさっている知合いの方々へ、以下内容のメール/電話等で情報の共有をお願いします。

「最近、足立区で猫捕りが出没しています。次にどこに現れるか分かりません。怪しい人物が猫に近づこうとしていないか、注意してくれるよう近隣へ声掛けするなどして下さい。怪しい人物情報を得た方は警察への通報と情報の拡散をお願いします。」

タカハシの記事は以下です。

http://hunabashineko.blog81.fc2.com/blog-entry-185.html

http://ameblo.jp/inaoigou/theme1-10036924285.html#main

http://yaplog.jp/macomacomaco/archive/2016

以上です。 どうかよろしくお願いもうしあげます。      猫の郵便・通信担当

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