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2012年4月 9日 (月)

+∞ 4月9日の桜 ∞+

猫の郵便のことははじめにを 福島光を  8℃~23℃

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4月9日の桜 KAZUさん8回目の月命日に

Think_angel60桜。今年の開花は遅く、いつ咲きはじめたのか記憶にない。何気なく上を見上げたら、いつの間にか淡いピンクや白い花びらの空いっぱいの羽ばたき。増上寺、細道頭上に桜が続いていた。
桜。命あるものには必ず終りが来る。4月9日、桜の花は早くもちらほらと花びらを路面に僅かばかり・・・もう落としはじめていた。
春にして哀れ、季節のはじまりにして“ものの儚さ”を目にしみ込ませて新たなるスタートを切る。哲学的と言えば哲学的、美しいと言えば深みのある美しさ。
桜咲く、早春の光と陰の短編物語、音もなく心に刻む美しい眺め。
「純情仔猫物語」のKAZUさんは、去年の春、どんな気持で桜の光景を眺め感じていたのだろう。

まさか、最後の桜の見納めになるとは。・・・でも、去年はあの大震災があり、誰にとっても心穏やかに桜をめでる心の余裕はなかったかもしれない。
もし、あれが最後の見納めになると知っていたなら。もし、あれが最後の別れになると知っていたなら。
再び元に戻ることのない時の流れが、いまも濁流のように押し寄せては過ぎ去ってゆく。
それが生きるということ。それが命が終わるということ。
命の景色は、風に吹かれ桜舞い散る景色のように美しくも残酷である。

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先月9日のブログでも述べたように。純情のKAZUさんは、白血病の宣告から日を待たずして「あっ」という間に逝ってしまった。余命を数える猶予も与えられなかった。
エリザベス・キューブラー・ロスって知っていますか?
名著『死ぬ瞬間』を遺した、専門が精神科医のエリザベス・キューブラー・ロス(1926.7.8~2004.8.24)です。彼女はこの著書の中で、例えば人が余命を宣告された時にいかにして“死”を受け入れてゆくのか、そのプロセスを表わしました。
KAZUさんの訃報を聞いた時から、心の中にいつしかキューブラー・ロスの「死を受け入れてゆくプロセス」が記憶の水底から浮び上がって来たのです。

< 死を受け入れてゆくプロセス > エリザベス・キューブラー・ロス

否認の段階: (自分が死ぬということへの拒絶や否定、信じたくない)
怒りの段階: (自分が死んでゆくことへの怒りや恐怖を周囲の者に向ける)
取引の段階: (死を回避するよう試みる段階、何かにすがろうとする心理状態)
抑うつの段階: (厭世的になり、気力が沸かなくなり、何もできなくなる)の段階
受容の段階: (自分が死にゆくことを受け入れはじめる)

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否認から受容のステップにはどれくらいの時間を要するのかは個人差さまざまだろうけれど、1から5までトントントンと進むものではなく、段階を行ったり戻ったりするものらしいです。段階途中で“命の時間”が来てしまい受容まで行き着かずに幕切れになることもあり、誰もがフルコースのゴールにたどり着くのではないけれど、KAZUさんはプロセスを踏む瞬間すらも与えられなかった。本当に人生とはむごいものだと今更ながらに痛感します。

しかし、エリザベス・キューブラー・ロスの「死を受け入れてゆくプロセス」を頭の中で落ち着いて反芻してみると、このメッセージの中にはロシアの人形・マトリョーシカのような秘密が隠されている気がします。つまり、そこには遺される者の問題も含まれているということです。
遺される者/寄り添う者は、近親者や友人・身近に長年共に暮した動物の死をどう受け入れて生きてゆくのかを。
死は、死んでゆく者だけの問題ではなく。
目の前を散る桜の景色の眺めさえもどう受け入れて心にたたみ生きてゆくのかが、先々の美醜を決める「何かを語りかけている」と、そう感じた4月9日の夜桜の下。
                             R.I.P,KAZUさん先生! 

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