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2012年2月 6日 (月)

+∞猫背中から病み、人背中から老いる∞+

猫の郵便については、はじめにを是非ご覧下さい。rain 4℃~6℃

Backjpg                 + 背 中 で 聞 い て い る 

猫は背中から病み人は背中から年老いるshinebellshinebellshinebellshineshine

Tower_in_blue50ajpg一日におよそ6時間外にいる。5年間毎日。視界のフレームの中の主役は外暮しの猫たち。だが、自ずとフレームの中には人の姿が割り入って来る。否応(いやおう)なしに人の姿を見ることになる。フレーム・イン、フレーム・アウト。
5年の時を重ね視界の中に序々に降り積もっていった“群像”としての人々への大雑把な感想を述べると、誰も彼も“姿勢”が悪く、「人は皆、背中から老いてゆくんだな」というのが経験視(?)から割り出された正直な実感だ。もう一つのフィールド・ワークだった。

姿勢の悪さは必然的に姿形に投影される。生きる力、生気がうつむいた背骨の型どおりにバキューム奪取されるに任せていたら人は草臥れ老いさらばえてゆくだけだ。
こうして人は年老いてゆく。欲望と挫折の間で、時代の風に煽られて、社会の重みに打ちのめされて、永遠に続く恋などどこにもなく、ある者は虚勢を張り、ある者は刹那の享楽に魂売り渡し考えるのを止めたすえ心までも見失った。
抜け殻たちの街、四方を眺め渡しても、姿形の良い人などほとんどどこにもいず。
誰もが歪み、誰もがねじれ、疲弊の上に渇ききっている。

バックボーン(背骨)が“凛”としていなければ姿形は成り立たない。生きるのもむずかしくなってくる。背骨が正しく位置していなければ、あらゆる負の連鎖が体全体末端まで広がり派生してゆく。体の機能とはそういうもの。宇宙の原理を裏切らない。
ピンと伸びた背筋、顔を起こして「やって来る世界」と真正面に正対する・・・まっすぐに突き進んでゆく眼差し・・・しかし、多くはそんなことよりも群れの中に埋没し、背中を丸め小さくなり目立たないようにしている方が、兎角この世は得なのか?

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一日延べ6時間の活動を終え、よれよれクタクタになり背中を丸めエレベータの前に立つと、ドアが開くまで到着の鈍間(のろま)さに神経が逆なでられ・・・ようやく乗り込んだエレベータの中でも鈍重なスピードにイライラを募らせる毎日。
しかし、ある夜ふと、何を思ったのかエレベータ壁面に踵・ふくらはぎ・尻・背中・後頭部と背面全部くっつけてみた。そうして分かったことは、自分では真っ直ぐに立っているつもりが、実際の自分は真っ直ぐには立っていなかった。・・・愕然とした。
そして、自分の現実の姿を知った。冬の深夜の電光石火・・・警報のレッド・ランプが体の中にチカチカ点滅した。

やっているつもりで出来ていなかった。知らず知らずの内に現実の重力に押しつぶされていた。現実の重みに魂奪われ引きずり込まれていた。天然自然のあるべき姿を忘れ忙しさにかまけ何かを踏み潰していた。脳の中のイメージと現実が乖離していった。
「無駄に年を喰うということはこういうことなんだ!」と、エレベータの中で思い知った。

垂直の壁面にぴったり体を付け、地球に垂直に立つことを学ぶ。頭のてっぺんにフックを付け、宇宙空間のどこからか真っ直ぐに吊り下げられているのを想像して学ぶ。
正しい姿勢・・・これが結構、きつい。実にハードなのだ。
重力と反重力、修正と習得の大ジレンマ。真っ直ぐ立つ感覚を体に覚えこませる・・・。
重力に負けてしまうのか、自分の体のあるべきポジションを探し出せるか? 楽な道を選んだ時に心と体が“打算君”に苦笑いをして、舌打ちするのかな。 テヘって。

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一方、猫は四つ足。背骨が柔らかい。弾丸のように走る走力は背骨と背中の筋肉のしなやかさが作り出している。猫の背中の滑らかさは健康を証明し、背中の崩れが衰弱や老化を暗示している。内臓の病気や老化が猫の背中から筋肉を奪い、背骨がゴツゴツと露わに浮き出て来る。だから、猫の健康チェックは日々の何気ない背骨タッチで様子を見ている。スキンシップは欠かせない。

ベッドに寝転ぶと猫たちが入れ替わり立ち替わりやって来て、「撫でろ」と要求する。日常の他愛ない戯れだけれど、戯れの中で変化を分かって上げることが一緒に生きている者の努めだと思っている。
ウチの猫たちは、みーんな外の生活で苦労して来た。健康を損なう因子は“幸せな子”たちより遥かに多く抱えている。

Nas1ec_3

猫の背中が教えてくれること、人の背中から読み取れること、自分の背中が警告すること、姿勢(背骨)を正し補正し「学び修正する生き方」を選ぶのか、それとも慣れに逆らわずだらしなく軌道おもむくまま老いさらばえてゆくのか、それが問題だ。

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