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【犬猫に愛情を注ぐことで肩身が狭くなる社会なんて】




4月2日/土曜の夜の「とらちゃんファミリーTNR大作戦」で一時保護し、TNR/手術を受けた2頭の猫は、4月4日の21時30分頃〝とらちゃん小父さん〟の元に無事にリリースしました。
姿を現さなかった残りの1頭の猫については、小父さんと相談しながら、只今作戦継続中。なのだが、その子は常日頃から極度に警戒心が強く、出て来たと思ったらサッと引っ込んでしまい、一時保護作業は持久戦になりそうな雲行き。だけど、持久戦に負けて「~1頭くらいやらなくても・・・」と高を括っていると、忘れた頃/次のシーズンにドッと子猫ラッシュを迎えるようになる数々のエピソードや経験談は周りから良く聞えて来る〝空恐ろしい話〟なので、根負けしないように辛抱強く〝その時〟を待とうと思っている。

その子の〝食〟の好みや嗜好性をさぐるのもアプローチの一つで、かつて某所TNR作業で、手を変え品を変え、日にちを変えしてトライしても、どうにも捕まらない猫に、或る日トラップに鳥の唐揚を使ったら、ヒョイッとアニマル・キャッチャーに入ってくれた、そんなことがありました。・・・難しい子は本当に難しい・・・。気難しい子/勘の働く子はいつもTNRの頭痛の種。
室内に保護した猫の中にも、病院に連れて行こうとクローゼットからキャリーケーズを取り出しただけで、過剰反応を起こし所構わず逃げ回る子がいて、このタイプの子たちには通院時に毎回手を焼いている。先日亡くなったスティーブンが正にこのタイプの典型的な〝ニャンコ先生〟でした。
世の中は今、アフター大震災と福島第一原発ドミノ事故でいっぱいいっぱいになっているけど、そればかりに気持ちを取られ手元/足元を疎かにしていると一番近くの不幸を見落としたり、大事になりかねない口火が着火していたりするのはよくあることだ。

でも、やっぱり。・・・「巨大震災」も「福島第一原発」も気になって、目を逸らせない。
生きている人のことも・・・、亡くなった人のことも・・・、政治のことも・・・、物不足や電力不足や社会不安のことも気になるし、経済動向のことも・・・、そして事ある度に常に〝人々の関心の枠の外〟に外されてしまう被災地の動物たちのことも・・・。
報道(NHK)から伝わってくる「被災地の犬や猫たちの惨事」は、表立ちはしないが、未曾有の規模と悲しみを極めているように感じる。
福島の原発20キロ退避勧告エリアや自主退避をうながされている30キロ・エリア、宮城県、岩手県・・・、避難から取り残される動物たち、避難所に入れずに車に寝泊りする犬と猫と人、胸がつまるような現実に呆然とする毎日が続く。・・・もしも、これが我が身に起こったなら・・・。20頭の猫たちを抱えて。
犬や猫と寄り添い脈々と繋げて来た暮らしの歴史と文化。犬猫があっての生活。犬猫があっての文化。・・・背を向けて立ち去る訳にはいかない。
これは、自分だけが助かれば良い問題ではないだろう、そう思っている。

「犬を置いて、俺は逃げることは出来ない。俺は行けない。」と説得に来た自衛隊員を帰した福島・退避勧告エリアのお爺さん。彼の「意志と覚悟」は、私がゆく道でもあり、道の先を照らし出すフラッシュ・ライトでもありました。フランス/ルモンド紙が「東京も被曝エリアの内側にある」と指摘し、耳をくすぐったとしても・・・
お爺さんが飼っている犬は1頭。
政治や行政や近隣が、お爺さんに「・・・犬も一緒に連れて来て良いですよ」と言える社会環境になって欲しいが、そうなるには人間社会の「壁」が何としても高過ぎる。
「まぁーネ。こちらは避難所に行ってはいけない種類の人間ですからね。・・・行く気もないけど!」
犬や猫に愛情を注ぐことで肩身が狭くなる社会なんて・・・
取り残されましょう。勇気を持って。 そして、猫たちと自分にYESと言おう!


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